不動産買取のメリット、流れ、費用
不動産買取のメリット、流れ、費用
このページでは、不動産売却の成否を左右する、不動産買取のメリット、流れ、費用を解説します。
不動産業者に委託して、第三者に不動産を販売してもらうのが「仲介」です。
一方、不動産業者に、物件を買ってもらうのが「買取」です。
そのメリット、デメリットなどを、以下でご説明します。
不動産買取とは?
物件購入者の募集から、契約締結、物件引き渡しまでを、不動産業者に委託することを、不動産「仲介」と呼びます。
それに対して、不動産業者にその物件を買ってもらうことを、「買取」といいます。
ところで、買い取りには、即時買取と買取保証の2つがあります。
即時買取
第三者への販売活動は一切おこなわず、価格交渉がまとまったらすぐに、不動産会社に買い取ってもらう取り引きを指します。
不動産買取という言葉が使われるときは、即時買取を指すことが多いです。
買取保証
一定期間、第三者に向けて販売活動をおこない、売却できなかったときに、あらかじめ約束していた金額で不動産業者に買い取ってもらう取り引きを指します。
要するに、成り行き次第で、「仲介」になることもあれば、「買取」になることもあります。
このページでは、以降、即時買取を前提に解説を進めます。
不動産買取の流れと注意点
不動産を売却する点は同じなので、不動産売却〜売却手続の流れ、税金、費用、必要書類でご説明した流れと似ています。
ただし、第三者に対する販売活動が不要な分、不動産買取のほうが、よりシンプルになります。
買取価格の目安
「買取」の価格は、一般的に、「仲介」で売却したときの価格の60%〜80%になります。
言い換えると、不動産業者は、相場の60%〜80%の金額で買い取ります。
ただし、買取の場合業者の仲介手数料(売価の3%+6万円)がかかりません。
買取価格が低くなる理由
不動産業者は、買い取った物件を売りに出します。そのときの売出価格は、買い取った金額に利益を加算した金額になります。
その売出価格を相場並みに設定するとしたら、相場から利益を差し引いた金額で買い取らなければ損をします。
修理やリフォームが必要な物件を買い取るなら、その費用も差し引かなければなりません。
というように、買取価格は、どうしても相場より低くなってしまいます。
売れ残るリスクを回避できるので、一概に損とは言えない
ここまでの説明ですと、不動産買取は損をするだけのように見えるかもしれません。
しかし、「仲介」の場合は、売れたら「買取」より高くなる期待を持てますが、売れ残るリスクがあります。
売れ残ったときのことを考えると、「仲介」の方がオトクとは、一概に言えなくなります。
不動産買取のメリット、デメリット
不動産買取のメリット・デメリットについて、ここに来るまでにすでに何点か説明しましたが、あらためてまとめます。
メリット |
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デメリット |
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デメリットは1つなので、数は少ないですが、重大です。慎重にご判断ください。
上のメリット、デメリットを元に、不動産買取が向いている人や物件の条件を以下にあげます。
不動産買取が向いている条件
- すぐに現金化したい、または現金化の期限が決まっている。
- 仲介手数料などの、新たな出費を抑えたい。
- 買い手がつかない物件を、確実に売却したい。
- 築年数が古い、立地が悪い、事故歴があるなど、不利な条件の物件である。
不動産買取こそ、業者選びは重要
「仲介」でも、不動産業者選びは重要でしたが、「買取」では業者選びがすべてと言っても過言ではありません。。
できるだけ多くの業者にアプローチし、査定してもらい、最も条件の良い業者に買い取ってもらいたいです。
そのためには、不動産一括査定サイトの活用をおすすめします。
サービスによって、登録されている業者に違いがあるので、複数サービスの併用をおすすめします。
不動産一括査定サイト(サービス)を利用すると、あなたの売りたいと思っている不動産情報と個人情報を入れるだけで、適切な不動産会社を自動的にマッチングし、複数の不動産会社へ一度に査定依頼が行えます。
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